サンワコミックス
著者:鳥山仁・嵯峨斐峰
協力:X-Virus
巨大フェティシズム(Macrophilia)、巨大娘(Giantess)、シュリンカー(Shrinker)……。これらは、サイズフェチと呼ばれる相対的に巨大な、それも数倍から数十倍の大きさをした女性、もしくは男性に憧れる性的嗜好である。本書は、そうしたサイズフェチ的なシーンが登場するマンガ・アニメーション・映画・ドラマ・CM・ミュージックビデオ・小説・アートなどの作品を紹介しつつ、その一方で既存のサブカルチャー批評にはなかった「面白さを論理的に説明する」という試みに挑戦することによって、アラン・ソーカルが起こした「ソーカル事件」以降、その妥当性に疑念を抱かれていたポストモダン系の思想・哲学から脱却し、「娯楽作品をどうやって評価すべきか」という独自の指針を提示した異色の評論集である。
※レーベルでは「サンワコミックス」となっていますが、コミックではございません。
出版社:三和出版
ISBN:9784883564651
53914-76
2012年2月14日発売